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2013.01.11

書式に見るセンスのなさ

 教員は、書類とは言わないまでも、いろいろなプリントなどを作っているが、それを見ていると、センスがないとか、使い勝手を考えていないとか、見やすさを度外視したと思える書式に出会うことが多い。まぁ、教員はグラフィックデザインの専門家じゃないんだから、無理からぬところもあるが、それでも、少し考えればよさそうなのにと思う。

 たとえば、数学の教員は、できるだけ解答欄を広く取りたいという意識があるため、おおむね、解答用紙に名前を書く欄は用紙最上部である。しかし、答案を集めてチェックをするには、用紙最下端右詰が都合がよい。ここなら、答案を綴じた後でもチェックがしやすいのだ。

 そんな中で、最悪なのが文部省の作る書式である。今は、3年の担任をしているので、必然的に調査書というものを毎日目にしているのだが、これが凶悪。

 まず、調査書表面。

Choua

 この調査書書式は、Microsoft Word文書なんだが、どうみても、Wordを使ったことがない人間がマニュアル片手に作ったとしか言えないほどのお粗末な作りである。さらに、行の並びががたがたで見づらいうえに、氏名欄にちゃっかり生年月日を書くことになっていたり入学・卒業年の欄の高さが違ったりと、お粗末そのもの。さらに、各教科科目の欄なんだが、実際に運用すると、どうしても、理科が左下と右上に分断されてしまう。また、評定平均の分布欄も、実際にはマルAという区分があって、文部省の枠組み自体が骨抜きにされているのだ。

 表全体も、項目ごとの区切りは二重線であるが、これが見づらい。罫線の太さを変えてアクセントをつけるセンスがない。タイトルも、いまどき横倍角なんてレトロなもん使う奴はいない。

 次に調査書裏面。

Choub

 上段は出欠席の記録であるが、左上から授業日数、出校停止・忌引き等の日数、留学中の授業日数、出席しなければならない日数とくる。計算上は授業日数-出校停止・忌引き等の日数-留学中の授業日数=出席しなければならない日数である。しかし、計算は右上に続く。左下の出席しなければならない日数から右上欠席日数を引いた数が出席日数になる。表の計算の並びが改行されており、計算しにくいことこの上ない。行幅が違うことは、もう、サジを投げた。

 で、次の特別活動の記録までは、左からみぎに1年生→4年生(定時制がある関係で4年分必要なのだ)に並んでいるのにもかかわらず、その下指導上参考となる諸事項は、上から下に並んでいるというちぐはぐさ。必要事項が書かれていればいいという考え方だろう。どう?民間で書式を作る時、こんないい加減な書式作るとリテイクかかるよね?

 こんなのが、調査書だけでなく、指導要録とか、学校で要求される書類の書式全般に及ぶのだ。センスがない書類を書くと、効率が悪いわ、疲れるわ。まぁ、センスがないのは文部省に限った話じゃないがな。

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コメント

あびさん、こんばんは。

 愛知県のシステム、すっごいよー。センター研修でいやいやさわらされたんだけど、さわりはじめて30分立たずにバグを見つけてしまった程度のできのモンです。なんか、コールセンター作ったみたいですけど、それやる前に、その金使ってバグ取りしろよと小一時間。

投稿: 井村 瑶茉 | 2013.01.14 21:12

人身御供の人々は、使いづらいとぼやいておりますが、入試の際に使用するシステムを見ても分かる通り、セキュリティという名のもとに、更に使いづらくなることは必定だと思っております。
最低でも各学校のカスタマイズに応えられることが必要だと思うんですけど、見たこともないのでそれ以上はわかりません~
就職用のやつは色々いじったことがあるんだけどねぇ。

投稿: あび | 2013.01.14 01:39

あびさん、おはよーございます。

 まぁ、今はたいていの学校で入出力はエクセルかなんかでやってますから、書くのはそれほど苦労はなくなったんですけどね。しかし、成績データとか個人データがそれぞれ別個に保存されているので、それを統合するのが一苦労。今はカスと呼ばれている愛知県教育委員会謹製のソフトが、人身御供の方たちの屍を乗り越えてブラッシュアップされることを期待するばかりです。

投稿: 井村 瑶茉 | 2013.01.13 07:15

あー来年は書かないといけないんだなぁ・・・

投稿: あび | 2013.01.12 19:53

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