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2012.10.29

秋の夜の怪談

 うちの実家は、結構近くにあるので、たまにおかずを作りすぎた時など持って行く。車さえ使えば、それこそスープの冷めない距離である。さて、うちの奥さんが、里芋の親芋を買ってきたので、煮物を作った。皮をむかない状態で約1kgあったので、結構な量の煮物になったから、おすそわけしに行った。

 実家の前に車を駐車する。駐車したその先の路上に黒い塊があり、一か所だけヘッドライトを反射して青く光っている。まるで猫の目のようである。しかし、その物体はいっかな動こうとしない。もしかしたら、轢かれて目を開けたままこと切れ、それが反射しているのではないかと。

 実家に煮物を置き、帰る段になった。ライトをつけると、まだ、路上物体は青く光っている。気になって仕方がない。猫の轢死体を見る趣味はないが、何が光っていたかがわかんないと、かえって気持ちが悪い。車を前進させる。その物体が近づいてくる。光る部分はその光量を増してくる。
 
 
 
 
 その物体は。
 
 一足のスポーツシューズであった。光っていたのは、夜間のための反射材であった。そりゃ、きれいに光ったわけである。しかし、なんで道の真ん中にスポーツシューズが落ちていたかは謎である。

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