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2012.05.16

同じ鏡なのに?

 あたしは、部活顧問に関しては、思うところがあって積極的ではない。ただ、それでは他の教員に対して示しがつかんようで、科学同好会の副々顧問なんかをしている。今日は、主顧問さんが忙しいので、代理で部員についていた。でも、うちの科学部の生徒たちは、自分たちで考え、地道に活動している。文化部はこうでなくちゃね。

 さて、今日のネタは、迫ってきた金環食をどう観測するかの検討であった。もちろん、日食グラスは十分数あるので、直接観測は事欠かない。間接的な観測方法を考えていたのだ。ダンボールで筒を作り、長いピンホールカメラを作ったものはなかなかよい出来であった。一方、鏡に反射させて観測しようとしているチームはなかなか苦戦していた。

 面白いことに、四角の鏡で太陽光を反射させると、反射光は近い場所ではちゃんと四角の形をしているのだが、10m程度離すと、鏡が四角だろうが三角だろうが、丸い像を結ぶのだ。どの鏡でも、距離が等しければ同じ大きさの円を描くということは、おそらく、太陽がそのまま投影されていると考えてよかろう。しかし、残念なことに、その丸が多重に描かれているのだ。

 ためしに、丸鏡の鏡面を少し押してみるとそこそこきれいな円となった。おそらく、広い面積を映すためか工作精度が悪いためか、いずれにせよ、凸面鏡になっていたのだろう。四角い鏡など、何重にも円が広がっている。こいつは、ためしに手のひらで鏡面を隠してみると円の数が減った。この鏡も工作精度が悪くてゆがんでいるらしい。紙で大半を隠してコーナー部分だけを露出させることで結構きれいな円が投影された。

 鏡は、どれも100円ショップで入手したものらしい。工作精度が悪いのはしかたなかろう。おそらく、トイレとかの工作精度がよくガラスが厚い鏡を持って来れば、もうすこしマシな像がみられるのではなかろうか。しかし、許可なしで鏡を勝手に外してくるわけにもいかない。他に鏡はと考えたら、あたしの車のバックミラーがあった。純正品は外せないが、あたしの車のバックミラーは、本来のバックミラーに取り付ける湾曲したミラーである。それで投影してみた。すると。

 局面鏡だから、正円にはなるまいと思っていた。鏡の長い方向がつぶれた楕円になるだろうと予想していたのだが、鏡の作った像は、鏡の四角そのものであった。他の鏡のように円にならないのだ。なんでなのか、よくわからん。不思議なこともあるものだ。

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