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2012.02.05

充実した土曜日 その2

 さて、豊橋に来たからには豊橋カレーうどんである。しかし、T・伊藤さんと別れる前に、昼食ということでかけそばを喰っている。いかなかけそばとは言え、1時間もたたないうちにカレーうどんもなかろう、ということで、はらごなしを考える。そういえば、豊橋のプラネタリウムも新型を導入したと聞く。検索をかけると、JR二川駅近く。運動公園からたいした距離ではない。

 国1に出たら、ちゃんと案内標識があり、迷うことはなかった。そもそも、プラネタリウムである。特徴的なドームのある建物を探せばすぐにわかる。駐車場も、建物の横に約60台分、道を挟んで西側にも60台分あるので、相当混雑しない限りは駐車できそうである。料金も無料ってのがありがたい。

 プラネタリウムは豊橋市視聴覚教育センターってところにあって、当日は、錯視関連の展示が行われていた。当然のように、北岡明佳の蛇錯視がお出迎え。フロアには、旧プラネタリウムが静態展示されていた。五藤光学研究所 GM-15-AT。

Toyohashi1

 あたしゃ、この機械から、現行機種に替わったと思ったんだが、調べてみると、GM-15-ATは1974~1990まで。その後、一球型のコニカミノルタプラネタリウム Infiniumβが1990~2011まで投影したそうで、現行機種五藤光学研究所 パンドラ・ハイブリッド(PANDORA+バーチャリウムⅡ)は3代目にあたるようである。こうやって見ると、三河地方の各都市は、教育関連に結構お金を使っていることがわかる。もちろん、お金を出してくれるトヨタ系企業というスポンサーがいてのことだが、それでも、それを教育に使おうと考えるところがえらい。

 着いたのが13:15くらいで、あいにく13:00からの回は投影に入っており、14時からの投影を見ることにした。それまで時間があるので、展示物をざっと見て回る。

 フロアには、小柴記念賞コーナーってのがあって、カミオカンデ用の光電子倍増管(スーパーの前ね)まで展示してあった。これって、名古屋の科学館も持ってないんじゃない?

Toyohashi2

 この視聴覚教育センターは、地下資源館というものが併設されており(いや、主従関係はないんだろうけど)鉱物や、なぜ豊橋にという紀州鉱山関連の展示がされていた。ざっと見ただけなので、評価はできないが、しっかり見て回ればここだけで2時間は軽く過ごせよう。ただ、ちょっとテーマがぼやけている面はあるが、そんじょそこらの都市がこんな展示を収集できまい。

 13:45にプラネタリウムが開場されるので、入場。

Toyohashi3

 単球型のプラネタリウムって、未来の機械!ってイメージがある。でも、旧型プラネタリウムの白熱電球とギアで映写するのは、人類の英知って感じがしてそれも好き。

 さて、当然、本映写は14時から始まり、それまでは諸注意や案内がなされるのだが、ここはちがった。初老(ごめんなさい)の女性解説者が、近日起きる金環食だの、西の空の惑星大集合だの、いろいろな話題を投影しながら解説を始めるのだ。もう、入場後から投影が始まっているようなものである。濃いぜ。なんか、名古屋市科学館プラネタリウム解説員だった北原政子さん思い出してしまったぜ。

 本投影もなかなか芸が細かい。望遠鏡のドーム内部を映写し、ゲートが開き星空が見える!お約束の日没からってのでない。ここで投影されているのはプラネタリウム本体ではなく、全天映像である。それがプラネタリウム投影に置き換えられ解説員さんの肉声の解説が行われる。解説員さんは、もう、星の話が湧いて出るって感じの説明で、非常に好印象。軽い説明が終わると、時刻が夕刻に戻され、太陽が沈んでゆき、後藤光学のオートプログラムが走り出す。中小のプラネタリウムでは、知識のある学芸員を雇えないのでいたしかたなかろうが、「その日の星空」という面では、オートプログラムはかゆいところに手が届かない。普通は、このオートプログラムに肉声解説はつかないのだが、補助する形で学芸員さんが解説を加える、なかなかの演出。こりゃ、名古屋市科学館と張り合える。

 同時上映の「スペースエイジ ~宇宙を目指すものたち」も、知られざる宇宙開発秘話とリアルな映像で見せてくれた。なかなか満足のいく投影であった。同心円型の座席配置ができない構造だと、プラネタリウムにとっては弱点になるが、こういう全天映像を見やすく提供できるという点では、優れている。プラネタリウムを出ると、外には最終回の投影、仮面ライダーを見る少年たちがいっぱいならんでいた。仮面ライダー見ながら、知らずに星が身近なものになるのはよいことである。

 さらに続く。

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コメント

T・伊藤さん、こんばんは。

 あ、真空管、知ってる!まんがサイエンスの7巻に載ってた!アノードとカソードとグリッド三姉妹が働く最新テクノロジーですよね!すげぇぜ!

投稿: 井村 瑶茉 | 2012.02.10 19:23

はは、確かに電球のお化けにしか見えませんね。
50cm径で球形なのには理由がありまして、さまざまな方向から飛んでくる微弱な光を検出するのに最適な形なのであります。一般的PMTの構造は光電子増倍管でググってもらうとして、PMTを動作させるには1000~3000V程度の高電圧が必要なのは電子を増幅する真空管の一種である証明でもあります。

投稿: T・伊藤 | 2012.02.09 21:47

T・伊藤さん、こんばんは。

 この光電子倍増管を見て、素直な感想。中、すっからかんやん。

 基板とは言わないけど、繊細な感光構造体が積層構造で入っているようなイメージを持っていたんですが、実際には放射状に針金が入っているだけみたいに見え(おそらく、基部に大事な部分があるんでしょう)、こんなもんでどうやって明かりを検知するんだろうと思ってしまいました。

投稿: 井村 瑶茉 | 2012.02.09 20:39

カミオカンデ用PMTは初期型(R1449、だったかな?)は赤字だったのがスーパーカミオカンデ用のR3600-02からは性能も向上し、かつ、採算分岐点を超え利益が出るようになったと聞いております。小柴教授が社長(現会長)に「お前んとこで作ってくれ」と頼まれなければ製作される事は無かった50cm径の光検出素子であるのですが。
このPMTの性能を簡単に説明する時に使うのが、「月面で地球に向けてを懐中電灯を付けた時、そのON、OFFを感知できる」という事です。

投稿: T・伊藤 | 2012.02.08 20:03

竜馬さん、こんばんは。

 東京なんか、いいプラネタリウムがそこらじゅうにあるじゃないですか。確か、池袋サンシャインにも最新型がはいるそうですし、なんでか知らんけど、あたらしタワーと一部で呼ばれるスカイツリーにもプラネタリウムができるとか聞きます。じゃんじゃん行きましょう!

投稿: 井村 瑶茉 | 2012.02.06 16:32

プラネタリウムなんて何年見て無いだろう…(社会人になっていった記憶が無い)。
今度いこっと。

投稿: 竜馬 | 2012.02.06 08:32

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