« 選択肢が増えて | トップページ | ユーザ登録はしておくものだ »

2011.12.23

余韻を楽しませてはもらえんだろうか?

 夕方、サントリーが1万人の第九と称して、コンサートをやった模様が放送された。最後の一番おいしいところだけ見た。自宅のテレビ付属のスピーカーだから、まぁ、そんな音だし、どんな高級オーディオも生演奏に勝てるわけがないので、それはいいとする。しかし、最後の最後で興ざめした。いや、指揮もすごかったし、オーケストラ、合唱とも気合が入っていたから、彼らには全く非はない。いい仕事をした。

 問題は観衆のたった一人であった。

 最後のジャン!の余韻が消えないうち、いや、最後の音が鳴っていないタイミングのようにも聞こえた。

 「ぶらぼー!」

 お前素人だろう!素人だからコンサートを聞きに来ちゃいかんとは言わん。どんどん聞きに行ってくれ。しかし、しかしだ。「ぶらぼー」と言うタイミングってものがある。最後の音の残響が消え去ったその瞬間だ。フライングもいいとこである。スターターがピストルをあげた瞬間に飛び出したくらいのフライングである。頼む。余韻を楽しませてくれぃ。これが歌舞伎だったら、あとで、ロビーの脇で、そのスジの人他たちに囲まれてタコ殴りにされているぞ。

 もしかしたら、日本人は音楽をゆっくり聴く文化ってのがないのかも知れん。

 歌謡曲で、楽団が前奏を始める。やおら、司会者がマイクを取り曲と歌手を紹介する。そして歌手が登場し、拍手。拍手が消えないうちに歌が始まる。歌い終わると、後奏が鳴っているのに拍手。音楽の間に雑音を入れてもいいようになっている。司会が紹介、歌手登場、拍手、前奏~歌~後奏、拍手みたいにならんのかなぁ。

 余韻を楽しまないという点では、映画にも言える。最後のスタッフロールの時間って、あたし、好きなんだ。結構、監督の映画に対する想いがつまっているようで。そして、その映画の余韻を楽しむ時間でもある。スタッフロールを楽しんでいると、お構いなしに人々が席を立つ。画面を人がかくす。同じ列に座っている人が前を通っていく。フィルムの先がリールに収まるまでとは言わん。せめて、館内の照明が点灯するまで待っていてはくれんもんかね。

|

« 選択肢が増えて | トップページ | ユーザ登録はしておくものだ »

コメント

こばりんさん、こんばんは。

 ぎゃー。それはひどい。そんなになったら、映画館の支配人を呼んで抗議してもいいでしょう。スタッフロールまでが映画なんですから。

投稿: 井村 瑶茉 | 2011.12.25 16:55

 スタッフロールの間に席を立つ人が居るのも視線を遮られて困るんですが、映画館によってはスタッフロールの間に照明点けやがるアホウも居るんですよ(^_^;)。明るくなったらスクリーン見えないっての(^_^;)。

 スタッフロールも全て終わって、スクリーンが真っ暗になって、照明点いた時に「あぁ、見終わった」って思うんですけどねぇ(^_^;)・・・。

投稿: こばりん | 2011.12.24 14:13

文野英人さん、おはよーございます。

 まぁ、大学の合唱団のOBはサクラですから。それよか、イメージとして、大学の合唱団って、「みんな楽しんでますか?楽しかったら一緒に歌いましょうよ。手拍子もよろしく」的に観客を巻き込む印象があります。

投稿: 井村 瑶茉 | 2011.12.24 09:10

大学時代に他の合唱団の演奏会に聞きに行くことも多かったけど、我先にブラボーコールがかかるのもあったなあ。大概OBの役割みたいだったけど

投稿: 文野英人 | 2011.12.23 19:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 選択肢が増えて | トップページ | ユーザ登録はしておくものだ »