先日、うちの親父の携帯を替えた。いままでmobaだったがFomaの料金プランがmovaには適用されず、機種変更した方が有利と判断したのだ。当然、らくらくホンである。さすがらくらくホンで、操作ガイダンスが音声で流れるのだ。曰く、電話をかけようとすると、「電話番号をプッシュしてください」とか。まぁ、これはこれでよしとして、そのままにした。これが大失敗であった。
今日、娘のエレクトーンの発表会があった。で、うちの親父はうれしそうに動画を撮り始めたのである。まぁ、動画機能があれば使ってみたくなるのは当然であり、ほほえましいのだが。ところが、困ったことに、演奏会中、音声ガイダンスがなりっぱなしなのである。焦って取り上げた。演奏会は間断なく続くため、音声ガイダンスをオフにすることができない。なぜならば、音声ガイダンスをオフにするために操作すると、音声ガイダンスが流れてしまうのだ。これには参った。親父は親父で、楽しみにしていた録画を阻止され、ご立腹である。しかし、こればかりは、常識の域を超える。
そもそも、携帯電話は、機能をつけすぎた。たとえば、電話をかけるにも
1)ワンプッシュボタンで通話先を選択
2)電話番号直接入力
3)電話番号リストから選択入力
3)-1番号リストの固定電話にかける
3)-2番号リストの携帯電話にかける
4)着信履歴から選択入力
5)発信履歴から選択入力
6)2次元バーコードから入力
ざっと考えただけでこれくらいの選択肢がある。老人にはこれだけ覚えるのは無理だ。直接入力か、1・2・3ボタンで固定発信先へかけるだけにすべきであろう。メーカーとしては、基本設計が、現行の携帯電話なので、どうしても、これくらいできないと不安になってしまうのであろう。しかし、それがオーバースペックの人間もいるのだ。あるいは、少しづつ、「ちょっといい話」的に小出しに機能拡張をして、進化する携帯とかはできないもんかねぇ。
少なくとも、音声ガイダンスとなると、内容がシーケンシャルファイルになる。たとえば、サービスセンターに電話なんかすると、「故障・修理のお客様は1を、操作に関するお問い合わせは2を、オペレータに直接つなぐ場合は0をプッシュしてください」なんてガイダンスが流れたりする。オペレータに直接話をしたい場合は、最後まで聞かなければならないのだ。0という回答を得るために無駄な時間を送ることになる。もっとも、音声電話の場合は、いたしかたない。しかし、携帯電話だ。ガイダンスを表示すればいい。それに気づかず、音声ガイダンスをオフにしなかった、あたしに非があるんだろうなぁ。サルでもわかる単純で不便な携帯ってのが作られればいいのだが。
でも、カメラが付いている製品があれば欲しくなるし、動画が撮れれば欲しくなり、雪だるま式に操作が複雑になって使いこなせなくなる。困ったものである。
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